このキリムは、ROGOBA KILIM(ロゴバキリム)です。
ROGOBA KILIMは、トルコの最も優れた現在の織り手が、時間をかけて丁寧に紡ぎ染めた良質なウールをセンス良く織りあげた、表情豊かなキリムラグです。
特にウールの糸は、現在では大変珍しい木のコマを用いた素朴な手紡ぎで、色は草木染めされています。
ロゴバキリムの最大の特徴である文様および地模様にセンス良く表現された『アブラッシュ』(糸の色の濃淡と太さの大小がつくり出す織りの風合い)は、心地良い豊かさを感じさせます。
このキリムのデザインは、“Hand(ハンド)”と呼ばれる文様が両サイドを埋め、中央部分の草原を表す淡いブルーグレイの地模様の中に遊牧民の住まいである“Tents(テント)”の文様が描かれています。手の文様は、羊を襲う狼やその他生活を脅かす邪悪なモノが自分たちの暮らすエリアに入らないように“鬼は外”の願いを込めたものです。さらに、その手がたくさん並べられているのは、祖父母、父母、夫と私、子、孫が連綿と豊かで幸せな遊牧生活が続けられ、”子孫繁栄”できることを願っています。
特にこのキリムの中で草原を表すブルーグレイの淡い色は、草木染めの際に特殊な“石”を混ぜて、色の定着を抑えて染め上げた糸を用いています。(石染めキリム)
そして、地模様の中にセンス良く織り込まれた『アブラッシュ』によって、遊牧民にとっての生活の場である大地・草原が、豊かな草木に覆われることを願っています。
サイズ的には、ソファーの前や一人掛けチェアなどと合わせてお使いいただくか、玄関マットや床に置く絵、壁に掛けるタペストリー(壁掛け)としてお使いいただけます。
※ どのような“ROGOBA KILIM”がご自宅に合うのか迷われている方は、ぜひお気軽にROGOBAのキリムラグコーディネーターにご相談ください。