KILIMについて

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KILIMについて


“キリム” と “絨毯”


絨毯とは、一般的に経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で構成された織り組織の中に、パイル(毛羽)を結びつけた構造を持つ織物です。
それに対し、キリムは、基本的に経糸(たていと)と緯糸(よこいと)のみで構成された織物と言えます。 それゆえ、キリムは、絨毯に比べ軽く、一般的には織り上げる時間的も短く簡単です。 とは言え、キリムは、織ること自体が簡単であるがゆえに、織り手のその時々の思い付き(アドリブ)やセンスがかなり自由に反映することができ、ユニークで個性のある一枚が誕生する可能性を秘めています。

要するにキリムは、縦糸に横糸をきつく織り込んで(叩き込んで)作られる、パイルのない平らな表面をもつ織物です。つまり、キリムの織り方はタペストリーの織り方と同様、横糸が表面に出る平織り(綴織)で、垂直な縦糸が見えなくなるような織り方です。

ところで、キリムの語源は、パイルのある絨毯に比べ、軽くて持ち運びしやすいことから、ペルシャ語の「パッと広げる」と言う意味の gelim に由来しています。 実際にイランでは、キリムのことを “ゲリム” と呼んでいます。



ロゴバは、今に残された数あるアンティーク・オールドキリムの中から上質なキリムを厳選しご紹介するとともに、現存する優れた織り手と緊密な関係を保ちながら、

現在の最高品質の現代キリム 【 ロゴバキリム 】 をご提供しています。

ここにご紹介するそれぞれのキリムは、お客様の要望と自由なコーディネートによって、暮らしを豊かに演出してくれるはず。お気に入りのキリムに出会われることを、心より願っております!



ROGOBA KILIM®

ロゴバキリムの写真 ロゴバキリムの写真

ROGOBA KILIM(ロゴバキリム)は、時間をかけて手紡ぎで丁寧に紡ぎ、植物などの天然染料で染め上げた良質なウールのみを使用し、トルコのもっとも優れた織り手が織りあげた現代キリムです。

つまり、伝統的な技術に現代的センスをかけ合わせて美しく織り上げたキリムが ROGOBA KILIM です。

【素朴な手紡ぎ・天然染料・優れた織り手】の3つの要素を持つ ROGOBA KILIM は、すべて一点もののアート作品です。センスのよいインテリアとして住空間に豊かな彩りを届けるとともに、時を経るほどにアートコレクションとしての価値も提供いたします。

ROGOBA KILIM(ロゴバキリム)について詳しくは こちら

Black Kilim

ブラックキリムの写真 ブラックキリムの写真

Black Kilim(ブラックキリム)は、非常に多くの知恵と時間のかかった特殊な現代キリムです。これは、長い年月をかけロゴバが築き上げたトルコの最高の織り手たちとの強い絆が生み出したものです。

様々な天然染料で幾度も染め重ね、真っ黒になった糸を、織り手は自身のセンスを信じてキリムに織り上げます。その後、地中海沿岸に運び、夏の強い日差しに約3カ月さらします。自然の光によって、真っ黒なキリムから奥深い色合いと模様が浮かび上がり、スタイリッシュで落ち着きのあるキリムが誕生します。

Black Kilim(ブラックキリム)について詳しくは こちら

印象派 Kilim

印象派キリムの写真 印象派キリムの写真

印象派 Kilim(KILIM the Impressionism)は、50~60 年前の遊牧民時代に染められた昔の糸を用いて織り上げた現代キリムです。

その色は、草木染めでは表現できない珍しい色に憧れた先人たちが、その当時高価だった化学染料でわざわざ染めたものです。しかし、利用する場面がなく現在まで未使用のまま残っていました。

織り糸は、染めていない白い原毛の糸と未使用のカラフルな糸を一緒に紡いで新たに作製し、キリムに織り上がった際、印象派の点描画のような雰囲気になるように工夫したものです。そして、出来上がったキリムを夏の日差しの強い時期に、地中海沿岸で1〜2ヶ月干すことで、色合いを優しく仕上げています。

Old Kilim

オールドキリムの写真 オールドキリムの写真

約50年〜100年前に織られたキリムを指します。
遊牧生活を送る女性たちが、自身の生活に必要な道具として織り上げたキリムです。

色は、天然染料だけでなく、その当時一般にも普及していた化学染料も用いて染められたものもあります。文様は抽象的かつ幾何学的なものが多く、それらが全面に織られているのが特徴です。

Antique Kilim

アンティークキリムの写真 アンティークキリムの写真

100年以上前に織られたキリムを指します。
単に古ければ古いほど評価されるものではなく、デザイン・文様のオリジナリティ、ユニークさと、織りの技術の高さ、および良好な保存状態によって価値は高まります。

こうした希少価値あるキリムを、世界中のコレクターが探し求めています。

Old & Antique Kilim をご購入のお客様 へ

『キリム屋さん.com』内で掲載している Old & Antique Kilim は、 これまで長年に渡りロゴバが収集したキリムコレクションの中から選んだキリムです。

これらのOld Kilim(オールドキリム)、Antique Kilim(アンティークキリム)はそれぞれ、部族や地域の特徴を反映しながら、織り手のセンスで自分たちの生活に必要な布として織られた個性豊かな一枚です。生活用具として、実際に家庭で使われていたもの、コレクションとして大切にしまわれていた未使用のものがあります。

ロゴバには、「色褪せているから古い」「古いから良い」(古いから汚れていて当然)等の基準はなく、お客様自身の『美しい』『織り手の気持ちが伝わって来そう』『身近に置いておきたい』等の気持ちを大切にしてキリムをお選びいただくことが重要かと思います。

New Kilim

ニューキリムの写真 ニューキリムの写真

New Kilim(ニューキリム)とは、最近50年以内に織られた、織られてから比較的、年月が浅いキリムを指します。
キリムで、一般に広く販売されているキリムを言います。

最近は、ウールを機械で紡ぎ化学染料で染めた糸を使い、手織りされたキリムが一般的になりつつあります。これらは安価ではありますが、経年変化によって退色したり、生地の劣化が起こることもあります。

『キリム屋さん.com』内で掲載しているニューキリムは、1990〜2000年にかけて織られたキリムで、産地はウシャク、カイセリ、イズミル、コンヤが中心です。

ご紹介しているものは、市販されているものの中ではより上質で丁寧な織りのキリムが選ばれています。 選定に当たっては、ご自宅のインテリアのアクセントとして、またお部屋を楽しく豊かに演出してくれるキリムをお選び下さい。

地方ごとの特徴について

ウシャク・カイセリ地方のニューキリムの写真 ウシャク・カイセリ地方のニューキリムの写真

ウシャク・カイセリ 地方

これらのキリムは、機械紡ぎのウール糸を化学染料で染め上げ、手織りされたものです。
この地域で使用されているウールは、羊の皮をなめす工程で使われた酸性の液により傷んだウールが使用され、機械によって糸を紡ぎます。カサカサの状態の糸を機械に通す為には、たくさんのオイルが必要になります。それにより、キリムにマシンオイルが染み込み、そのオイルの匂いが残っています。

イズミル地方のニューキリムの写真 イズミル地方のニューキリムの写真

イズミル 地方

トルコ第3の都市であり、エーゲ海に面した美しい港町、イズミル。 ここで作られるキリムは、機械紡ぎのウール糸を化学染料で染め、一点一点丁寧に手織りされています。
機械紡ぎではありますが、健やかに放牧された羊から手作業で刈り取った毛を使用しているのが特徴です。そのため、機械紡ぎのキリム(ウシャク産やカイセリ産など)に見られるような特有のオイル臭はありません。

コンヤ地方のニューキリムの写真 コンヤ地方のニューキリムの写真

コンヤ 地方

コンヤ地域とその南部の地中海地方を隔てるトロス山脈の山岳地域には、古くから多くの遊牧民が暮らし、高度が高く冬の寒さが厳しいため、彼らが育てる羊からは質の良いウールが採れ、キリムの産地としても有名です。
また、この希少なウールを車輪のような “ 糸車(紡ぎ車) ” を手で回してウールを紡ぎ、できあがった糸を草木染めし、丁寧に織られています。天然染料の深い味わいが重なり、格別の美しさを放ちます。