トルコのオールドキリム。
このキリムは、“アフィヨンキリム” と呼ばれるもので、このエリアのキリムの特徴でもある大きなメダリオンの連続柄が美しくダイナミックに中央部に描かれています。また、全体として非常に織りが細かく丁寧で、色のバランスや保管状態の良いオールドキリムです。
アフィヨンは、アフィヨンカラヒサールとも呼ばれ、トルコの西部、エーゲ海地方のアフィヨン県にある都市で、県都の所在地です。オスマン帝国統治時代には、アヘン生産の中心地として大いに街は栄えました。そのため、トルコ語ではアヘンのことをアフィヨンと呼びます。
文様としては、羊などの家畜の多産を願う“愛”“愛の和合”の文様を中心に、地上の“狼”、空からの“鷲(イーグル)”から家畜を守る文様が描かれ、遊牧民の大切な資産である家畜が増えることを願っています。
サイズ的には、リビングのソファーなどと合わせてお使いいただくか、床に置く絵としてお使いください。空間をとても華やかに演出してくれます。
※ 最後の写真でコーディネート使用している椅子は、デンマーク[ハウス オブ フィン・ユール社]製の名作椅子で、“ペリカンチェア”(Finn Juhl / 1940)です。
撮影場所:ロゴバ東京